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2007/05/24
『~北海道に移住した2人が綴る~ Happy Life 日記』は,表題通り,北海道に移住したKaz&Masaeさんの2人が綴るブログだ。 「東京で仕事をしていた頃の私たちは,終電でも家に帰れればいい方,そして休日もなかなか取れないという毎日を送っていました。そんななか,少しだけ取れた休暇を使って,KazはオーストラリアへMasaeはインドへそれぞれ一人旅に行き,そこで目にした大自然やストリートチルドレンの笑顔を目にして『自分にとっての本当の幸せって何だろう?』と真剣に考えるようになりました。そして,2人で色んな話をするうちに『もっと日常のシンプルな幸せを感じながら,好きな場所で心豊かに暮らしていきたい』と思うようになり,お互いに仕事を辞めて北海道へ引っ越すことにしたんです」 このとき,Kazさんは26歳,Masaeさんは25歳。まだ,若い2人の決断ゆえ,もちろん不安がなかったわけではなかった。 一年前のまさにこの日,私たちは片道の航空券を握り締め東京を後にし,北海道へとやってきました。 不安がなかったかと言えば,うそになるかもしれません。 そういった思いも心の片隅にはありました。 これは,北海道に移住してきて,ちょうど1年がたったときの心情を綴った記事だ。このように不安はあった。しかし実際に移住してみると,様々な幸せが彼らを迎えてくれたという。 「北海道で日常の小さなことにアンテナを張って暮らしていると,たくさんの小さな幸せが見つかります。日常生活の中でも心が温かくなるような感動に出会えることにとても驚きましたね。私たちがこうして気付き始めた小さな幸せを,いろんな人たちに伝えることができたら……。そう思って,2人で交互に日常の幸せを綴りはじめました」 日常生活の中で出会う小さな幸せたち。そういったものに触れられることの喜びを,彼らはブログに綴っていった。ちなみに,その小さな幸せとは,例えばこんなものだ。 僕たちが北海道でいつもやっているコト。 僕たちが,何に幸せを感じるか。 そう考えると,やっぱり北海道が好きなんだなぁと,二人確認しあうのでした。 このようにその幸せの源泉は,実にシンプルだ。しかし,こういった小さな幸せであっても,大きな感動を多くの人にもたらすことができる。 「感動して涙が溢れてきました。」 これは,彼らのブログに届けられたコメントやメールの一部だ。このように彼らのブログに触れることで,多くの人が,小さな幸せの“おすそわけ”をもらったようだ。そして,作者であるKaz&Masaeさんたちも,こういったブログを通じた交流でいくつもの感動を手にしたという。 「北海道で暮らすようになって,日常の中での物事に対する感じ方や心のゆとりが本当に良い方向へと変わったので,私たちが気付いたことを少しでも多くの人に伝えていきたいと思っています」 このように考える2人は,その発表の場所を現在のネット上から,今後は本などの形でも伝えていきたいと思っているという。また,今年の6月からは,『HappyLifeFactory』というネットショップを通じて,心がちょっぴり豊かになるモノを暮らしに取り入れるというライフスタイルと,北海道で創られている良い物を全国に広めていくことで地域の活性化にも貢献していきたいと語る。 都会で暮らす人たちが,つい,忘れそうになる“小さな幸せ”と暮らしを共にしている彼らのブログを見ていると,心がほんのりと温かくなってくる。そんな素敵なブログである。 (岡部敬史)
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