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2007/01/25
ブログで発信するということは、それが自分の身近な話題であってもきっと誰かの役に立つものだ。 近所の定食屋が美味しいと書いただけでも、それを参考にしてその店に脚を向ける人がいるだろう。自分の些細な悩みを書いただけでも、同じ悩みを持つ人は共感し、少なからず気持ちが楽になったりするだろう。 このような「誰かの役に立てる」ということは、あまり表には出てこないがブログの魅力の大きな部分だと思う。『ログハウス・ブログ』の管理人の「あさお」さんは、自分が読者の立場だったからこそ、この“魅力”に気がついたようだ。 「このブログを始めた直接のきっかけは、一昨年、小さいころからの夢であった自宅のログハウスを建てることになり、建築の記録として自分なりに何か残したいと思ったからです。ただ、私の記録でも誰かの参考になるかもという気持ちもありました。というのは、私自身も、マイホーム建築やその後の暮らし(ガーデニング、DIY、子どもの成長 etc)について個人ホームページやブログを随分参考にさせていただきました。ですから、私の建築記録や感想でもご覧になる方の参考になれるのでは――と思ったんです」 「あさお」さんがこのように話すように、自分にとっては何気ない記録であっても、誰かにとってはとても参考になることがある。 「ただ最近は、雪が降ったとか、朝焼けがキレイだったとか、我が家の些細な日常紹介になっていて、建築記録という意味ではご覧になる方の参考にはほとんどなっていないと思います。でも時折、ログハウス建築を検討中という方から『暮らしてみてどうですか?』と具体的な質問をいただくことがあるんです。こういった交流ができることや、私たちのコメントが少しでも参考になれば嬉しいですね」 また、「あさお」さんは、自宅周辺の自然豊かな景色を独り占めしているのは勿体無いとライブカメラを設置して、読者に紹介している。これがなんとも素敵な眺めなのだ。 こんな自然に囲まれた生活で綴るエントリーの中で、もっとも印象に残っているのは、やはり念願のログハウスが完成した日のもののようだ。 予定どおり今日午前 引渡しを受け、晴れて「マイホーム」となりました♪ なんとも楽しそうな生活だ。こんな生活にとって、インターネットでの交流は欠かせないものになりつつあるという。 「まだログハウスで暮らし始めて7ヶ月余りです。薪ストーブも初体験なのでうまく点かないよーなどとブログに書くと、先輩方からアドバイスなど頂いたりもして、ありがたく思っています。私たち夫婦は他県から福島へ移住してきましたので、近くに親戚もいないし、まだご近所にも知り合いも少ないので、ブログやインターネットによるつながりは欠かせないものとなっていますね」 大自然のなかに立ったログハウスは、完成したばかりだ。しかしインターネットのチカラもあって、もうすでにいろんな仲間から愛されている。 (岡部敬史)
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