|
2006/04/06
春は生命の息吹を一番感じる季節である。寒い冬をジッと耐えていた植物や動物が先を競って太陽の下に出てくる。人も同じで,冬の間は身を丸くして先を急ぐように歩いているが,ポカポカとした春の陽気に誘われると外に出たくなる。気持ちよい日差しにあたると心にも余裕が出るのだろう,身近な自然に気づくことが多くなる。ときを同じくして咲くのが梅,桃,桜。春を告げる花が次々に華やかな色をまとい,日本列島に春の到来を告げる。 ひとたび身近な自然に目を向けてみると,実にさまざまな生き物がいることに気づくものだ。とくに男性なら,子供の頃からとくに昆虫には興味を持った人も多いことだろう。東京で育った私は昆虫が大好きな子供だったわけではないが,それでも近所の空き地を走り回って虫を捕っていた。捕まえた虫はよく家に持ち帰ったものだ。たしかショウリョウバッタやアゲハチョウ,カマキリなどを家の虫かごに入れては,得意げ眺めていたと思う。 年を重ねるごとに自然とふれあう機会はだんだん減っていったが,今でも昆虫や自然への興味は変わらない。自然を息吹を感じると気持ちがワクワクしてくるようだ。今回「武蔵野昆虫倶楽部」を紹介したいと考えた理由でもある。 武蔵野昆虫倶楽部は,2005年2月開設されたブログである。もともと「六甲昆虫倶楽部」という昆虫サイトを運営していた橋本さんが武蔵野市への転居をきっかけに始めた。取り上げる話題は昆虫に限らず,花をはじめ自然全般に目を向けている。どの記事もとても季節感を感じられるものばかりだ。子供の頃,自然とふれあって遊んでいたことを懐かしく思い出した。 今や昆虫はムシキングなるカードゲームになって子供の心をときめかせているようだが,やはり実際に昆虫に触れ,捕まえ,その姿や観察して,昆虫の魅力を感じて欲しいと願う。その大切さは大人になってから,自然を息吹を感じたときに気づくことだろう。 (原 如宏)
この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a0120a66c427e970b0120a66c4543970b Listed below are links to weblogs that reference
» 自然大好き! from コドモ親父 トラックバック送信日 2006/04/06 12:32:12 |
|
日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。
ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。
私自身もセカンドステージを正しく楽しんでいます。自然に触れ、思った事を適当に書き、反省したり、調べたり、本当の事は虫や鳥に聞いてみないとわからない事を、勝手に人間のおもいで想像し、書き連ねています。自然から教わり、その楽しさを知る同好の士との出会いや語らいがとても楽しみです。
投稿情報: 堀江 洋司 | 2006/04/12 16:28:55
この記事へのコメントは終了しました。