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大人のブログ探訪

『経堂系グルメ日記』

2008/12/11

『経堂系グルメ日記』

 今回ご紹介する『経堂系グルメ日記』は、他の数多あるグルメブログとは一線を画した魅力がある。それは経堂という地域を応援したいという気持ちが前面に出ている点だ。

 「この経堂という街には、個人が経営する個性的なお店が多く、また、そんなお店に集まる人たちの、地縁や血縁ではない“つながり”が、街のあちこちでコミュニティを作っています。今から13年前、ここに住むようになってこういった人々の“つながり”に感動したわけですが、近年は、駅前や商店街を中心に大手チェーン店が増えて、個人店の経営を圧迫する傾向にあります。そんな時代の中で、経堂のユニークな個人店と、そんな店を中心とした貴重なコミュニティに盛り上がって欲しいと思いサイトを作りました」

 こう話すのは、このブログの作者である須田泰成さん。そして彼が作ったサイトというのが『経堂系ドットコム』なるものだ。

 「このサイトは、端的にいえば『経堂エリアの個人の交流を活発にするコミュニティ・サイト』でしょうかね。ゆくゆくはこのサイトで得た人脈を発展させて、放送局やお店、学校、ライブハウス、小劇場、ギャラリーなども持ちたいと考えています」

 そしてこの『経堂系ドットコム』内にあるひとつのコンテンツが、『経堂系グルメ日記』なのだが「単に飯がウマいとかブランド食材を使っているとかではなく、人の生き様みたいなものが浮かび上がる記事が大切なんだと考えています」という須田さんが綴るエントリーは、とても個性的だ。では、さっそくそのいくつかを見ていこう。

まずは、2008年11月13日のエントリー「祝!鳥へい店主・長谷川一平62歳!」である。

経堂西通りにある焼鳥と釜飯の専門店鳥へい。店主の長谷川一平さんが、11月7日に62歳の誕生日を迎えました。営業中、たくさんの常連さんがプレゼントを持って訪れましたが、ある30代の女性店主が心を込めて贈ったのが、一平さんの勝負パンツ!
「これで頑張ってくださいね」
勝負パンツとあたたかい言葉をもらった独身の一平さん、こんな歓喜の表情になっていました(微笑)

 実際に記事にアクセスしてもらえればわかるのだが、店主である一平さんの表情が実に楽しそう。このように取材対象者との距離の近さが、このブログの特徴といえるだろう。

続いては、2008年1月20日のエントリー「からから亭 再始動!」。

経堂系2008年初頭の重大ニュース! ご主人のご病気が原因で、昨年4月から休業していた経堂西通りのからから亭が、おかあさんを中心に娘さんが手伝うゆったり気さくな居酒屋さんとして再始動!ラーメンと餃子は、まだ、ありませんが、300円台を中心としたリーズナブルなおツマミが充実した、いい感じのゆる飲みスポットとして、1月20日(日曜日)夕方17時半より営業しております。この再始動した、からから亭を経堂系ドットコムは、心をこめて応援していきます。みなさまも是非是非ご贔屓に!

 また、この記事からはお店のご主人とまるで家族のような雰囲気を育んでこられたこともわかる。「経堂にはすばらしいコミュニティがある」と語る須田さんだが、その中にいる彼だからこそ書ける記事なのだろう。そんな須田さんに、こうやって街の情報をアップすることの楽しさと難しさを訊いてみた。

 「楽しいのは、サイトを更新し続けることで、お店の売上げがアップしたとか、人が人と出会ったとか、いろんなイベントが立ち上がったとか、新しい店がオープンしたとか、そういう具体的な動きを聞くことですね。難しさは、やはり、持ち出し&非営利でやっているので、本業とのバランスの取り方でしょうか」

 言い忘れていたが、須田泰成さんは、自著もあるプロの文筆家。そんな須田さんが、こうやって小まめに店を訪ね歩き、いろんな笑顔を撮影しているのは、何よりも人が好き、そしてこの経堂という街が好きという想いがあるからなのだろう。

 そんな彼は、このたび下北沢にスローコメディファクトリーというカフェをオープンさせたという。小さな街で生まれるコミュニティとはどんなものか――。そんな興味を抱いた方は、ぜひいちどこちらのカフェも覗いて見てはいかがだろう。

(岡部敬史)



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