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大人のブログ探訪

『私のカントリーライフ』

2008/10/02

『私のカントリーライフ』

 今回ご紹介する『私のカントリーライフ』は、秋田県で産地直送の稲庭うどん店を営んでおられる麻生さんが綴るブログだ。

 「店のホームページのアクセスアップを目指してブログを始めました。ただ、記事を綴っていると、こんな『田舎暮らし』を楽しんでくださる方も増えてきて、楽しく更新することができています」

 このようにブログを始めた動機を話す麻生さん。そんな彼女が綴っている「田舎暮らし」とは、どんなものだろうか。さっそくいくつかの記事を見ていこう。

私の家のお隣さんは、現在では珍しい茅葺屋根のお宅でした。この度、新築するとのことで、昨日から解体作業が始まったのです。私はシッカリ解体作業をカメラに収めております。あとで、CDにして差し上げるつもりです^^

これは、2008年9月10日にアップされた「茅葺屋根の解体」というエントリー。お隣さんの家を紹介するという身近な記事だが、素朴な情景がとても魅力的だ。

 「サイトのPRのためのブログとはいえ、商品紹介ばかりだとお客様も飽きてくるでしょうから、田舎の日常を書くようにしています。できるだけきれいな写真とともにアップすることも心がけていますね」

 また麻生さんは、秋田という土地から発信していることも意識しているという。

 「私たちが暮らしている秋田県の湯沢市には本物の食材がたくさんあります。しかし、それを全国へ発信している方がとても少ないので、どんどん発信していきたいと思っています」

 そんな「本物の食材」で作られた魅力的な一品のひとつが地物の漬物だ。

秋田県南地方の夏の風物詩といったら「茄子漬け」を無くしては語れない。つぅーくらい、茄子漬けはここの地域と密着した漬物の一つでもあります。茄子漬けを上手に漬けれるようになると、もぅ~それはそれは脳卒中には気をつけろ!!ではなく、りっーぱな嫁と認めてもらえます・・(古すぎっ!!)
冗談抜きで、秋田は米の産地ということもあり、夏のご飯の一品として茄子漬けは定番中の定番ともいえる漬物でもあります。茄子漬けが出始めると、胡瓜漬けはもうケッコウ!!の世界でもあるのです。

(2008年7月26日のエントリー「夏の風物詩」より)

 また、自身で生産されておられる稲庭うどんへの愛着溢れる記事も、とても興味深い。

当店自慢のブレンドした小麦粉を、手作業で折り返しながら練っていきます。スタッフの方が、コンピュータの時代だというのに、こんな過酷な作業があるなんて・・足で踏むわけでもないし。。などどえらく感心しておりました。
稲庭うどんはとても繊細なため、手の感覚でないとうまく練ることはできないと伝えました。手で練るわけは、うどん生地の中へ空気を取り込むため折りながら練っていくのです。この作業を繰り返すことで、稲庭うどん特有のコシの強さが生まれるからです。

(2008年8月30日のエントリー「そして取材班は、稲庭うどん工場へ」)

 麻生さんご夫婦が営んでおられる「麻生孝之商店」なる稲庭うどん店の丁寧な仕事ぶりが、とてもよくわかる素敵な記事だ。

 今、ネット上にはこういった通信販売を行なっているお店が無数にある。個人的にもいくつか覗いたことがあるのだが、継続して買っているものの共通点は「顔が見える」ことだ。

 どういう人が作っているのか。どういう場所で作っているのか。どんな想いで作っているのか――。こんな情景が伝わってくると、また買いたくなる。とくに食べるものなら尚更だ。

 この「顔が見える」という部分において、この『私のカントリーライフ』なるブログは実に効果的だ。その源泉にあるのは、自社の製品はもちろん、自分たちが食べているもの、自分たちが住んでいる土地への愛情に他ならない。

 「お陰さまで売り上げも上昇中です」とは麻生さんのお言葉。こんなに顔が見えるブログとサイトがあれば、買ってみたくなる人が増えるのは当然のことだろう。

(岡部敬史)



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