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2007/12/06
ブログは「日々、作り上げるものを記録する」コンテンツとの相性が実に良い。徐々にできあがるものが日記形式で記録されていく様は、見ていてとても楽しいものだ。 今回ご紹介する「DREAM」なるブログも日々作られるものを記録したものである。題材は、ログハウスだ。 「以前、ツバメの巣立ち記録をブログに載せていたのですが、とても楽しい体験でした。それで、ログハウス作りを始めるに際してその工程写真を撮りだしたので、ブログを開設することにしたのです。ブログを書いていると、作業中に『今日はどんな写真を撮ろうか』と考えることや、後から『去年の今頃はこんな事をしていたのだなあ』と思い返すことが、とても楽しく感じますね」 このようにブログについて語られるのは、作者である永田さん。ブログを書くことは自身の楽しみに加えて、これから同じようにログハウスを作る人に、何かしらの情報を提供して役にたてるのでは――そんな想いもあるという。 では、さっそくそのログハウス作りの記録を見ていこう。 群馬県から4tユニックが到着! まず、ログハウス作りのスタートともいうべきキットの到着シーン。ログハウス自体はよく目にするのが、そのキットの総量を見たのは初めてだった。やっぱりけっこう大きなものである。 「ログキットが到着した日は、とても思い出深いですね。すごい量の梱包を見て、ワクワクするような……それでいてうまく出来るかと少し不安な気持ちになったことをよく覚えています」 続いては、基礎作りの模様。 コンクリートと基礎パッキンをコーキング剤で固定。 「基礎作りはとても大変だった」と永田さんは語るが、その重労働ぶりがよく伝わってくるワンシーン。こういった作業工程を経て、ログハウスは一歩一歩完成に近づいていく。 今日も曇り空だったが順調に作業が進んだ。 こちらは外部の完成シーン。あのキットがこのように組みあがる様は、とても興味深いものだ。そして、ついにログハウスができあがる。その記念として2007年11月4日の「完成記念」より というエントリーには、過去の写真で作られたフラッシュがアップされているのだが、これが実に感動的な秀作である。やはり何かが作られる工程をこういう形で俯瞰して見るというのは、独特の面白さがあるということを改めて感じた。 「私たちのログハウスは、道路に面しているので、時々興味のある方が車を止めて訪れてくださるのですが、先日突然来られた方は基礎工事の頃からずっとブログを見て下さっている方でした。コーヒーを飲みながらゆっくりお話したのですが私たちが忘れているようなことも覚えておられて、とても嬉しくなりましたね。まだまだ作業は続きますので、これからも良い記録になるように続けていこうと思います」 なんでもログハウス作りの作業はご主人が担当。ブログ用の写真を撮るのは奥様が担当と二人三脚でログハウス作りとブログの更新を楽しんでおられるという永田さんご夫婦。従来ならば二人の楽しみであったログハウス作りが、ブログのお陰で多くの人にとっても楽しめるものになった好例といえるだろう。 (岡部敬史)
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