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2007/10/11
「もともと神楽坂の街情報を紹介する『@神楽坂』というブログをやっていましたが、去年の夏くらいから神楽坂を題材にした『写真ブログ』も始めてみたいと思うようになりました」 このように語るのは、今回ご紹介するブログ『神楽坂百景~一眼レフで綴る神楽坂~』の作者である「春菊」さん。彼女が、この地にファインダーを向けたいと思うようになったのは、やはり神楽坂という街が持つ魅力が大きかったようだ。 「趣のある石段が印象的な『熱海湯の階段』。小説家や脚本家の方がよく利用されるので『ホン書き旅館』などと称される『和可菜』。知らずに迷い込むと、文字通り迷子になりそうなくらい路地が入り組んでいる『かくれんぼ横丁』。このように神楽坂には、東京のど真ん中とは思えないような情緒豊かな場所がいくつかあるんです」 そんな情景を「写真」としてWEB上に残しておきたいと始まった『神楽坂百景』。その景色のいくつかをご紹介しよう。 まずは、「兵庫横丁【神楽坂百景その4】」 こちらは、前述のホン書き旅館『和可菜』がある兵庫横丁の情景だ。 「葉っぱにピントがあっていて、背景はぼける、という一眼レフの特徴がうまく出ていると思います。こういう写真は普通のデジタルカメラでは撮れないので、一眼レフを手に入れてよかった! と心から思ったのを今でも覚えています」 この春菊さんの言葉にもあるように、このブログを始めたきかっけのひとつに、一眼レフカメラとの出会いがあったようだ。 「それまでやっていたブログはデジタルカメラだったので、新しく始める『写真ブログ』では細部まで綺麗に写り、迫力ある写真が撮れる一眼レフカメラがいいなあと考え、去年の年末にやっと手に入れました。一眼レフはまったくの素人でしたが、購入前に本などを使って独学で勉強。その後はまさに、撮りながら覚える!といった感じで『一眼レフ』を学んでいきました」 このように「習うより、慣れろ」の精神で習得していったようだが、なかなかどうして、どれも味わい深い写真ばかりだ。そんな写真群のなかで、もうひとつ思い出深い作品と紹介してくれたのが、「わかまつ【神楽坂百景その53】」である。 かくれんぼ横丁にあった在りし日の「わかまつ」さんです。 このように被災する前の情景を偶然シャッターに収めたわけだ。気の向くままにファインダーを向けてシャッターを押す。ただ、これだけのアクションがこんな物語も生み出すところが、写真の醍醐味のひとつなのかもしれない。 「写真ブログはとっても楽しいです! ブログで公開することによってたくさんの方に観ていただけますし、コメントをいただいたりして新しいコミュニケーションも生まれます。また、ブログでは一枚一枚の積み重ねが、ふと振り返るとそれなりの『かたち』になっているのも嬉しいですね」 このように写真ブログの愉しさを語る春菊さん。みなさんも、カメラを持ってお気に入りの街に出かけ、その成果をブログで紹介してみてはいかがだろうか。きっと思いのほか楽しいブログ生活が始まるはずだ。 (岡部敬史)
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