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2007/03/29
ラジコン飛行機というものが,幅広い年齢層の間で楽しまれるのは知っていたのだが,ちょっと大変そうだと思っていた。お金もかかるだろうし,飛ばせる場所も限られていそう。 でも,『超小型ラジコン飛行機研究所』を見ていると,誰でも気軽に楽しめるラジコン飛行機もあることがわかって嬉しくなった。 昨日の概略を元に,ざっと切り出して組み立ててみました。機体重量1.6グラム
これにjラジコンユニットやもろもろの追加分の2.5グラム(30リポ使用予定)の板鉛を貼り付けて,総重量4.1グラムで滑空させてみました。 これは,超小型ラジコン飛行機の製作のワンシーンを伝えたエントリーなのだが,本当に小さい上に,構造もシンプルで誰にでも作れそうな感じがとてもいい。 「ネットから情報を取得するだけでなく,自分の得た知識を世界に還元したかったから」とブログを始めたきっかけを語るのは,作者のmayonekoさん。彼の言葉にもあるように,このブログには,小型ラジコン飛行機の様々なノウハウや魅力が詰まっている。 また,mayonekoさんは,このブログを通じてたくさんの素晴らしい同好の士と飛行会や遠征で交流されているという。その楽しそうな模様をこんなシーンからご紹介しておこう。 ここのところ恐ろしい速度で進化しつつある室内小型ラジコン飛行機,昨夜行われたIAC-ASOの飛行会で,ものすごいもの(IAC-ASOブログ掲載のと同じビデオです)を見せてもらいました。室内羽ばたきRC自体,国内ではまず成功しているものはネット上ではお目にかかれませんが,高橋さん製作のはばたきRC機は凄かった。なにせ離陸から始まり,通常の8の字飛行,そしてホバリング,および超低速飛行,高度を獲得してからの宙返り挑戦のダイブ後の壁にぶつかる寸前,空中で急停止そして,その場での定点旋回による壁回避,従来ではヘリでしかできなかった,機動がそれほどの操縦技術も必要なく,いともあっさりできる。しかもヘリコプターほどローターを高速に安定して回す必要もなく,メカ的な複雑さもない,とにかくパタパタとやるだけで飛べてしまう。はっきり言って,これぞ室内飛行の未来形でしょう。今後より軽く小さくなれば,コタツの上だけでの飛行も可能なはずです。事実4メートル4方程度の部屋でもお茶をしながら飛行を楽しむことができました。 凄い・簡単・安い! 3拍子揃った室内RC羽ばたき機 しかも所長にも大人気! このエントリーにもあるように,ラジコン飛行機といえども,ホバリングや宙返りができるものもあるというから驚きだ。 なお,05年6月26日のエントリー「RED LION たのしいパイロンレースごっこ」には,このラジコン飛行機でレースごっこを楽しむ模様を収録した動画へのリンクが貼られている。これを見ると小型ラジコン飛行機の魅力がよりリアルにわかるので,ぜひ見てもらいたい。 インターネットのない時代では,こういった趣味を通して人と繋がるには,専門誌を介して文通を行なうなど,その手段が限られていた。しかし,ネットの出現で,自分が楽しめる趣味をいろんな形で世界中に発信し,同好の士と繋がることが容易になった。趣味はひとりでも楽しめるものかもしれないが,たくさんで楽しんだほうがより有意義なはず。この『超小型ラジコン飛行機研究所』のように人と人を繋ぐ楽しいブログがもっと増えればいいなぁと思った。 (岡部敬史)
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» 日経BP セカンドステージにて研究所ブログ紹介さる from 超小型ラジコン飛行機研究所 トラックバック送信日 2007/04/01 16:47:38
» トラタヌ報道される! from 八歳の初心者RC飛行機実験 トラックバック送信日 2007/04/02 8:40:00 |
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