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大人のブログ探訪

「一軒家レストラン倶楽部」

2005/08/02

 「小笠原伯爵邸」や「オテル・ドゥ・ミクニ」といった一軒家レストランを訪れた記録を綴っているのが「一軒家レストラン倶楽部」(http://ameblo.jp/restaurant/)だ。このブログを運営する「たあろ」さんは,「私達の思い出を記録するアルバムみたいな感じで作り始めましたが,多くの人に見られるようになってからは『同じ楽しみを知ってもらいたい』と思うようになりました」と語る。

 つまり最初の想定以上に読者が増えていったわけだが,その原因は,作者がこのブログを書く上で心がけていることにあるように思われる。

 「まず心がけているのが,マイペースで記事を書くことですね。中途半端な記事や,行ってもいないレストランを想像で書きたくありません。毎日更新されているブログもたくさんありますが,私は自分のペースで書き綴っていきたいんです」

つまり,自分が納得したものだけを読んでもらいたいと考えているわけだ。こんな姿勢は,次のこだわり,「ありのままの姿を書く」につながっていく。

 「雑誌やホームページでは,良いことしか書いてありませんし,写真も最高のアングルのものしか掲載されていません。だから,行ってみたら想像と違うなということがよくあるんです。だから,ありのままの情報を伝え,私の記事を読んで行ってみた人が『想像通りだった』と思えるような記事を書くようにしています」

 また,作者の「たあろ」さんは,建築関係の仕事をしていることもあり,建築用語を使って表現したくなるそうだが,極力専門用語は使わないようにしているという。ただ,「予想店内図」という建築関係者ならではの工夫がある。ダイニングや庭園,化粧室などの店内図面を独自に作成してアップしているのだ(公式サイトに記載されてない場合のみ)。

 ただし,「たあろ」さんは,このブログの最大の魅力はこういった細部の工夫よりも,別のところにあると考えているようだ。

 「最大の魅力は,このブログが一軒家レストランのリンク集になっていることかな,とも思うんです。自分の知っているところを集めたら自然に出来上がったのですが,我ながらよく知っていたものだと驚くことがあるくらいです(笑)。もちろん個々の情報も思い入れがあるのですが,このリンク集が私のいちばんのお気に入りかもしれませんね」

 一軒家レストランは,記念日などに極上の思い出を提供してくれるが,その分コストもかかる。せっかくの大切な一時を快適に過ごしたいと思うのなら,ぜひこのブログを参照していただきたい。

(岡部 敬史)

「一軒家レストラン倶楽部」



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たあろさんのブログの楽しさは、やはりたあろさんならではの建築家としての視線と、どのお店も楽しみながら活用しているのが伝わるからだと思います。やはり皆さんどんなことを体験しても、その人の人生や考え方で目線が変わってくるのは、当然ですから、ご本人のことを知らない読者は、その異なる目線が欲しい訳です。そして、専門家だけれど、専門用語を極力使わずに優しい言葉で・・・というところも共感できます。かっこよく正装できる人は、カジュアルにドレスダウンしてもさりげなくカッコいい。そんな好感が持てると思います。

投稿情報: YUU | 2005/08/21 15:27:27


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