ホノルルの本番まであと60日となった読者参加企画のトライアスロン・プロジェクト。3月15日、三種目の最後となる自転車の練習会を東京・夢の島で開催しました。参加した菱沼さんと竹内さんは、初心者と思えぬほど本格的なヘルメットやサングラスを身につけて登場。日頃も運動を順調にこなしているせいか、表情にも若さがあふれています。
コーチの白戸太朗さんが言うには、自転車を乗りこなすポイントは、いかにうまく操り、いかに楽に走らせるか。小さな力で楽に走ることができれば、体力を温存してランにつなげられます。
今回、白戸さんが重視したのは基本的な練習です。自転車を10年以上乗っている人でも、基本をおろそかにして力任せに走り、力を無駄にしている人が多いとのこと。頑張って進むのではなく、自転車の機能を引き出すことが秘訣とのことです。練習メニューは、サドルだけを持って自転車を進ませることから始めました。(詳細は記事「目指せ! トライアスロン」をお楽しみに)
日本に一台しか輸入されていないという120万円もする自転車に乗ったレポーターの菊池さんも併走して4人で快走する光景は壮観。心地よい海風に当たりながら、参加した二人とも自転車という“おもちゃ”を楽しむ子供のような表情になり、何度も「楽しい~」と連発していました。細かなコーナリングの練習となる8の字走行では転倒してしまうのではと心配しましたが、二人ともみるみる上達し、怪我無く無事終了。
この日、いちばん見所だったのは、力が抜けて自然体で自転車を操る白戸さんのフォーム。これはスイムでもランでも言えるのですが、フォームが美しく、無駄のない動きで進むことが最も大切なんだと実感しました。